ダイエットや運動、マッサージなどを自己流でケアしてもなかなか顔だけはやせない方は多いかと思います。顔のどの部位を改善したら小顔になるかは人それぞれ異なります。痛みの少ない最低限の治療からしっかり効果を出す治療まであります。

顔が大きくなる要因

1. 咬筋の肥大
2. 下顔面のたるみ、ふくらみ
3. 二重あごの発達

ボトックス（ボツリヌストキシン）を肥大した咬筋に注射することで咬筋の動きを抑制し、徐々に廃用していき細くなります。また、耳の下にある唾液腺の肥大もしている場合も同様に注射可能です。

HIFU（ハイフ）は真皮、皮下脂肪、SMASをターゲットに超音波の熱エネルギーを焦点式で照射することで熱収縮が起こります。それにより真皮・皮下脂肪。SMAS全体にひきしめ・タイトニングが生じます。治療直後はもちろん、数ヶ月後に最も効果を感じていただけます。下顔面が年齢とともに垂れさがり、ボリュームが増えると顔のイメージも大きく見えます。

従来のドット状の照射から線状に超音波を照射することで短時間で広範囲により高いひきしめ効果が得られるようになりました。ダウンタイム、痛みが少なく、脂肪細胞の熱凝固・ひきしめを促すため、二重あごをスッキリさせることが出来る新しい治療法です。二重あごは効果のでにくい部位ですので基本的に２週おきに３回行うことを推奨しています。

当院ではPDOあるいはPCLという吸収性の溶ける糸（スレッド）を使用したひきしめ、リフトアップ治療を行っています。どちらの糸も糸にコグと呼ばれる棘状のひっかかりが糸についており、組織を皮下に挿入し組織を理想的な位置へと移動し再配置することでたるみを改善させる施術です。PDOスレッドの持続期間は半年～１年、PCLスレッドの持続期間は１－２年と言われており、PCLの方がひきあげる強度は強くなります。２０－３０代の軽くひきしめる程度でよい場合はPDOスレッド、３０代後半～４０代以上でたるみが進行した方はPCLスレッドがおすすめです。ご予算に応じて両方を組み合わせることも可能です。

局所麻酔をした後に、皮下に先が鈍になっているカニューレを挿入しカニューレ先端から高周波（ＲＦ）を適切に照射することでひきしめたい部位をダイレクトに加熱し収縮させることができます。スムースライナーで加熱した後に糸リフト（スレッドリフト）を併用するとさらにひきあげて固定することができますのでさらに効果的となります。当院ではこの機器はニキビの殺菌、ニキビ跡の癒着剝離、糸リフトとの併用でのひきしめ治療で使用しています。

バッカルファットとは皮下脂肪よりもさらに深部にある脂肪で頬骨付近から口の横にかけて細長く存在します。加齢とともに徐々に垂れ下がり、法令線、ブルドッグ様のフェイスラインのもたつきの原因となることがあります。しかしながらバッカルファットが発達していて、施術の適応がある方は限られますのでご了承ください。取り過ぎた場合は頬骨の下がこけたり、将来的に皮膚がたるむことがあります。基本的にはたるみ予防のため糸リフト（スレッドリフト）を併用します。

シリンジ法による脂肪吸引あるいはベイザー脂肪吸引で気になる部分の皮下脂肪をダイレクトに吸引してボリュームを減らす外科的治療になります。特に二重あごや下顔面のふくらみの強い部分の施術がメインになります。口の横のたるみ、下頬からフェイスラインをすっきりさせたい方、二重あごなどで施術します。皮膚のひきしめ、たるみ予防のため、基本的には糸リフト（スレッドリフト）との併用をおすすめしております。