Puffiness under the eyes
クマとりとは?
下まぶたに生じる赤み、青み、くすみ、ふくらみなどから生じるクマを軽減して目立たなくする治療です。クマがあると老けて見えたり、疲れて見えたりするため、近年では20代から治療される方も増えてきています。
これってクマかも…?
- 「寝不足?」と聞かれる
- 化粧で目の下のクマを隠しきれない
- クマが年々ふくらんできて老けて見える
- 生まれつき目の下に赤いクマがある
クマの分類と原因
- 茶クマ:日々のメイク落としの際のリムーバーなどの摩擦刺激、まつ毛美容液の皮膚への付着、紫外線刺激などが原因となります。
- 青クマ:目の疲れ、寝不足、冷え性、血流の滞りなどからくる下まぶたの血行不良が原因となります。
- 赤クマ:目の下の皮膚が薄く生まれつき眼輪筋という筋肉が透けて見えている。あるいは眼窩脂肪のふくらみの増悪により眼輪筋が前に圧迫され透けて見えている。
- 影クマ(黒クマ):眼窩をささえる靭帯や筋肉、眼窩隔膜などが徐々に弱くなり、眼球の奥にある眼窩脂肪が徐々に下へ、さらに前へと圧迫されてきてふくらみとして認識されます。このふくらみの下の凹みの部分が影クマ(黒クマ)となります。
クマとりはこんな方におすすめ
- 目の下のふくらみが気になると聞かれる
- 目の下のクマの色味をメイクで隠せない
- 目元の疲れた印象、老けた印象を改善させたい
クマとりのリスク
目元の茶クマ、青クマなどはある程度日常生活の影響を受けて再燃するため必要回数の施術を受けた後も適切なスキンケアをしていただき、定期的なメンテナンス治療が必要になる場合があります。
影クマ(黒クマ)の治療は手術による脂肪除去が必要になりますが、余剰皮膚が多い場合は脂肪のみを除去すると皮膚のたるみ、しわの原因となります。脂肪取りと同時に余剰皮膚を切除するか、あるいはヒアルロン酸注入や脂肪注入の追加が必要になる場合があります。
また、脂肪はとりすぎると凹みますし、脂肪をとらなすぎるとふくらみが残ります。また、目の下のリガメントと呼ばれる支持組織の癒着が強い場合、元々目の下やゴルゴラインに凹みがある場合があります。その場合は脂肪除去のみでは不十分なため、リガメントの剥離やハムラ法による脂肪移動、注入剤などでの充填が必要になることがあります。
当院のクマ・下眼瞼のたるみ治療
ピコスポット・ピコトーニング
【概要】
厚生労働省承認機器でFDA認可も取得しているピコレーザー・エンライトンになります。Qスイッチレーザーはナノ秒で発振されるレーザーですが、ピコレーザー(ピコ秒レーザー)はピコ秒発振ですのでQスイッチレーザーの1000分の1秒の短い時間(パルス幅)でレーザー照射することが可能になります。ピコ秒発振することにより周囲への熱拡散が減り、肌への負担が小さくなります。このことにより炎症後色素沈着、照射時の痛みなどが軽減されます。ピコレーザーによるしみ治療にはピコスポットと肌全体を低出力照射でスキントーンを徐々に明るくしていくピコトーニング(ピコジェネシス)があります。
【効果】
- 目元のしみ、くすみ、色素沈着の改善
- 茶クマの改善
【施術】
ピコスポットは1回の治療後はしばらくは経過観察となります。ピコトーニングは2-4週おきに5回が1クールとなります。
スネコス注射
【概要】
精妙なバランスで配合されたアミノ酸とヒアルロン酸により繊維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンを増加させ、真皮の再構築を促す次世代型のヒアルロン酸です。
【効果】
- 青クマの改善
- 赤クマの改善
- 軽度の影クマの改善
- 目元の小じわ・ハリの改善
【施術】
スネコス200は1ー2週おきに4回、スネコス1200は月1回数回注射にしたら、半年あけてまたメンテナンス治療をしていきます。複数回打つことで効果が得られますので最初は効果が分かりづらくてもあきらめずに継続してください。
下眼瞼の切らないクマ治療(経結膜脱脂)
【概要】
まぶたの裏の結膜の部分から小切開を加え、余分な眼窩脂肪を除去する手術です。皮膚側には切開しないため、縫合は不要であり、最低限のダウンタイムで目の下のふくらみの原因である眼窩脂肪の除去が可能になります。
【効果】
- 影クマの改善
【施術】
基本的には1回の手術でしばらくは経過観察となります。皮膚にたるみがある場合には後に小じわの原因となることがあります。その場合には余剰皮膚のみを後日切除するか、アフターケアの注射(スネコスなど)が必要になることがあります。目の下の眼窩縁に凹みが元々ある場合にはアフターケアの注射(ヒアルロン酸、スネコスや脂肪注入など)が必要になる場合があります。
下眼瞼のたるみとり(切開)
【概要】
たるんだ余剰皮膚とともに余分な眼窩脂肪を除去します。まぶたの裏からあるいは皮膚側から脂肪を除去しますが、その方の目元のふくらみとその下の溝の程度のよっては眼窩脂肪を移動して骨膜あるいは皮膚に固定するハムラ法(あるいは裏ハムラ法)を行う場合があります。また、下まぶたのたるみの再発抑制のため眼輪筋は外側の骨膜などに固定する処置を行います。
【効果】
- 影クマの改善
- 目の下の皮膚のたるみ・ハリの改善
【施術】
下まぶたの際ギリギリで縫合します。5-7日後に抜糸を行います。皮膚を切開するので内出血、腫れ、つっぱり感、手術痕の赤みなどのダウンタイムがでます。
脂肪注入(CRF・マイクロCRF注入)
【概要】
米国FDA承認の専用キットを使用して、外気に触れないように採取した脂肪を遠心分離して濃縮します。そして死んでいる脂肪細胞や老化した脂肪細胞、脂肪の断片など、余分な水分や不純物を除去することで新鮮な脂肪を濃縮し、生着率の高いコンデンスリッチファット(CRF)を作成します。この過程を踏まえることで注入後のしこり、脂肪壊死、石灰化のリスクを減らすことができます。また、CRFはおでこやあご先、こけた頬、目の下のくぼみなどのボリューム形成に優れた美容効果をもたらします。さらに専用の器具を使い、細かく微細な脂肪(マイクロCRF、ナノファット)にすることで浅い小じわや目元のハリ、皮膚全体の肌再生が可能です。
【効果】
- 影クマの改善
- 目の下の溝・凹み、小じわの改善
【使用方法】
脂肪注入後、数カ月するとなじんできますが少しボリュームが減ります。それを見越して少し多めに注入しますが、効果不十分の場合には相談の上、追加治療を行う場合もあります。
ヒアルロン酸注入
【概要】
目の下の眼窩縁の凹みやゴルゴラインの溝を充填するためにヒアルロン酸を注入します。
【効果】
軽度の影クマの改善
【使用方法】
注射すると半年ー1年程度で吸収されますので、凹みが目立ってきたらメンテナンス注射が必要になります。手術にどうしても抵抗がある方に対して行います。青クマにやわらかいヒアルロン酸を注入されることもありますが、チンダル現象(皮膚の下が透けてみえること)が生じやすいため過度な注入は行っておりません。
治療の流れ
①問診表の記載
基礎疾患、内服薬、過去の施術歴、毎月のご予算、ご希望の施術内容などを記載していただきます。
②医師による診察
皮膚科専門医、形成外科専門医による診察を受けていただき、患者様に適した治療をご提案させていただきます。その際、施術後のダウンタイム、アフターケア、治療間隔と必要な回数などの説明をいたします。
③洗顔
施術部位は洗顔していただき、メイクも日焼け止めも落としていただきます。あらかじめメイクしない状態でご来院していただいてもかまいません。
④施術
担当医師により施術となります。
⑤定期的なメンテナンス
レーザー治療については1回照射のピコスポットと2-4週おきに繰り返すピコトーニングがあります。医師の指示する間隔で施術を行います。ヒアルロン酸やスネコス注射は製剤により、それぞれ持続期間が異なりますので医師にご確認ください。切開法の場合は定期的にガーゼ交換に通っていただく場合があります。縫合した場合は5-7日ほどで抜糸となります。術後は内出血や腫れ、術後感染防止のため医師の指示に従ってアフターケアしてください。切開法の場合は手術痕の完成までは半年ほどかかります。脂肪注入は基本的には手術後から1カ月後以降に必要な場合に追加で注入しますが、どうしても同日施術希望の場合は手術後に脂肪注入することは可能です。
〒921-8844
石川県野々市市堀内4-80 TEL: 076-246-4455
MAIL: kojiclin@gmail.com
こじまクリニック
診療 時間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
9:30-13:00 | ○ | ○ | ○ | 休診 | □手術のみ | ○ | 休診 |
14:30-19:00 | ○〜18:00 | ○〜18:00 | ○〜18:00 | 休診 | ○〜18:00 | △〜16:00 | 休診 |
診療時間 / 平日、土曜ともに午前9:30―13:00、午後14:30-19:00
受付時間 / 平日午前13:00まで、午後18:00まで
土曜午前13:00まで、午後16:00まで
休診日 / 木曜、日曜、祝日
*金曜午前と平日18:00―19:00、土曜16:00―19:00は手術・施術のみとなります