Wrinkles / Sagging
しわ治療とは?
しわは加齢に伴う代表的なお悩みの一つで、20代後半頃より気にされる方は多いのではないでしょうか。しわ治療と言っても、眉間や目尻などにできる表情を作るとできる動くしわ(表情じわ)の治療と安静時にも存在する小じわ(ちりめんじわ)や深いくせじわや法令線などの治療があります。治療内容として、ボトックス(ボツリヌストキシン)やヒアルロン酸などの注入剤を使用するものと自己組織中に含まれる細胞や成長因子などを再利用して美容医療に活かす再生医療があります。
たるみ治療とは?
たるみも加齢に伴うお悩みで多いものです。その中でも頬のたるみ、フェイスライン・輪郭の乱れ、二重あご、目の下のたるみなどで悩む方は多いです。たるみの原因は部位ごとに異なります。皮膚(真皮)、皮下脂肪、支持組織、さらに深い筋層・SMASのどの部分が原因でたるみの症状がでているのかしっかり評価してアプローチする必要があります。
しわ・たるみの原因
しわ・たるみができる原因として、紫外線ダメージ、加齢などによる肌のコラーゲンやエラスチンの低下が一つ、また加齢に伴う皮下脂肪の肥大化、下垂、筋層・支持靭帯の機能低下・弛緩などがあげられます。当院では、患者様の症状とご予算、許容できるダウンタイムに合わせて、さまざまな治療を行っております。
当院のしわ・たるみ治療法
ボトックス注射
当院では厚労省承認のアラガン社製のボトックス(ボツリヌストキシン)を使用しています。施術はボトックスビスタ認定医のベテラン医師が施術いたします。ボトックスを筋肉内あるいは皮膚に注射することでさまざまな美容効果を得ることができます。額、眉間、目尻などの動くしわ(表情じわ)の改善、肌全体に浅く細かく打つことで肌全体のひきしめ、ハリ、小じわの改善、毛穴の縮小、皮脂抑制、軽度のリフトアップなどの美容効果が得られます。持続期間は3ー6ヵ月ほどになります。
ヒアルロン酸注入
当院では厚労省承認のアラガン社のジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸を使用しています。施術はジュビダームビスタ認定医のベテラン医師が施術いたします。注入部位に即時的にボリュームを出すことができますので、くせじわや法令線、マリネットラインのしわを浅くしたり、額やこめかみ、頬のこけのボリューム形成、涙袋、鼻、口唇、あごのヒアルロン酸によるプチ整形も可能です。ヒアルロン酸は直後から効果を実感できますが、なじむまで1週間ほどかかります。また製剤と注入する深さによって吸収されるまでの期間は異なりますが、半年から1年半ほどで吸収されます。
スネコス
この治療の最大の特徴は、真皮の再構築を生じさせることです。
精妙なバランスで配合されたアミノ酸とヒアルロン酸により繊維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンを増加させ、真皮を健康な状態に導きます。
- 前額の横ジワ、眉間の縦皺が気になる方
- 目じりのシワ、目のクマが気になる方
- 手背や手指の質感が気になる方
- 自然な変化や経過を望む方
におすすめです。30代以降、浅い小じわが気になるようになったら治療を始めるタイミングです。額のしわが気になるけれどもボトックスをすると目が重たくなってしまう人、口周囲の小じわ、手の甲や首のシワ、目の下のクマなどにも良い適応です。
注入部位のお肌のハリ、小じわの改善、目の下の青クマや軽度の影クマに最適の注入剤です。スネコス200は1ー2週おきに4回、スネコス1200は月1回数回注射にしたら、半年あけてまたメンテナンス治療をしていきます。複数回打つことで効果が得られますので最初は効果が分かりづらくてもあきらめずに継続してください。
プロファイロ
プロファイロは肌全体の再生能力を高める次世代型ヒアルロン酸です。
こけやすい部分を要所で補い、施術範囲につやつやした肌のハリ感、軽度のたるみの改善、肌のひきしめがが実感できます。
作用機序は、組織の弾力性に関与し、細胞外マトリクスの再構築(リモデリング)を促し、真皮の老化したコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の構造を再構築し、線維芽細胞・角化細胞・脂肪細胞を活性化させます。
肌にこけ感、小じわ、頬や首、手の甲のたるみなど年齢を感じ始めた方におすすめの施術です。
プロファイロは要所に注入することで周囲に広がる作用があり、顔全体や首全体の肌の若返りが得られます。プロファイロは1ヶ月おきに2回の注入を必要とします。半年あけてメンテナンス治療をおすすめしています。
ペパーミントピール(マイクロニードリング併用)
ペパーミントピールは、敏感肌の方も施術できるケミカルピーリングです。主成分はトリクロロ酢酸(TCA)・グリコール酸・乳酸・リンゴ酸・サリチル酸と小じわを改善させるペプチドなどです。マイルドな剝離作用で古い角質を除去してターンオーバーを促進し、お肌を再生させます。 コラーゲン生成の促進、ハリ感、弾力性の向上、小じわの改善などの効果が得られます。4週間おきに4-6回、その後は1-2ヶ月おきのメンテナンス治療をおすすめしております。
マッサージピール (PRX-T33)・ヴェルベットスキン
マッサージピール(PRX-T33)は、皮膚深達性の高いトリクロロ酢酸(TCA)と美白成分コウジ酸を主成分とするケミカルピーリングです。薬剤を皮膚の表面に塗り、マッサージして真皮深層に浸透させます。
マッサージピールは33%TCAに低濃度の過酸化水素を配合することで、剥離作用をほとんど起こすことなく真皮深層に浸透させ、線維芽細胞を刺激、コラーゲンの生成促進に働きかけます。施術後から肌のハリ感を実感できるのでコラーゲンピールとも呼ばれます。顔以外にも首やデコルテ、手の甲にも施術可能です。また、4週おきに5回が1クールとなります。
さらにヴェルベットスキンはマッサージピールとダーマペンを併用した施術になります。ダーマペンで皮膚の浅い部分に微細な孔をあけた後にマッサージピールを塗布することで有効成分をさらにしっかりと浸透させることができ、相乗効果として肌のハリやつやの向上、美白効果、毛穴の引き締め、小じわ・肌質の改善などの効果が得られます。このヴェルベットスキンは4週おきに3-5回が1クールとなります。
ウルトラセル Q+(HIFU:高密度焦点式超音波)
HIFU(ハイフ)はターゲットに超音波の熱エネルギーを与えることで真皮、皮下脂肪、SMASを収縮させひきしめます。治療直後はもちろん、コラーゲンの再生が行われる2-3ヵ月後に最も効果を感じていただけます。この作用は中長期的に継続しますが3-6ヵ月おきの施術がおすすめです。
リフトアップやタイトニングに最も効果的な皮下やSMAS筋膜にHIFUを照射できるのは医療機関のみ。ウルトラセルQ+は従来のHIFUよりも照射スピードが非常に早いのが特徴です。
HIFUでは皮膚の表層から深層、さらに深くのSMAS筋膜にまで熱を加えることができます。
【即時的な効果】
◎1.5mmの深さ
皮膚の浅い層(真皮浅層)に熱を加えます。皮膚表面の引き締め(表層のタイトニング)が可能です。
コラーゲン再生による肌のひきしめ、目尻、笑いじわ、首などの小じわの改善が得られます。
◎3.0mmの深さ
真皮深層から皮下組織までの深い層に熱を加えます。皮膚深層の引き締めにより、たるみを改善させます。
頬全体、フェイスラインのたるみの改善、首のたるみの改善などが得られます。
【中長期的な効果】
◎4.5mmの深さ
皮下組織より深い層にあるSMAS筋膜に熱を加えます。皮膚のリフトアップ効果があります。
SMASの収縮によるリフトアップ、フェイスラインや二重あごのたるみの改善が得られます。
上記の3種類のカートリッジを部位によって使い分けることで、浅い層から深い層までの肌全体のひきしめ、小じわの改善、リフトアップが可能になります。基本的には3-6ヵ月おきにメンテナンス治療が必要になります。
◎Linear (リニア)4.5mmの深さ
二重あご専用のメニューを導入しました。従来のドット状に照射するものから線状に超音波を照射することで短時間で広範囲により高いひきしめ効果が得られるようになりました。ダウンタイム、痛みが少なく、脂肪細胞のアポトーシスを促すため、二重あごをスッキリさせることが出来る新しい治療法です。二重あごは効果のでにくい部位ですので基本的に2週おきに3回行うことを推奨しています。
オリジオX(RF;高周波治療)
オリジオXは韓国で人気の高い、高周波(RF)を用いたタイトニング(肌のひきしめ)マシンで、北陸初導入しました。
オリジオXでは前機種のオリジオからヴァージョンアップしており、デュアルモードが搭載されております。
RF機器で有名なサーマクールと同様にスタック照射(Xモード:部分ごと強く加熱)することできますし、痛みに弱い方にはムービング照射(Gモード:肌全体に弱く連続して加熱)することも可能です。
また、冷却機能およびバイブレーション機能も搭載されておりますので、サーマクールと同様に加熱時の痛みの緩和が可能です。
施術効果としては、肌全体のひきしめ、たるみの改善、肌のハリやキメの向上、毛穴の縮小、法令線やマリオネットラインの改善、目元・口元の小じわやハリの改善、二重あごの改善、繰り返し行うことたるみの進行の予防などが可能です。
施術直後から翌日にはひきしめ効果が実感できることが多いですが、その後も施術効果が徐々に現れ、1―数カ月で治療効果のピークに達し、半年ほどで効果が薄れます。従って半年に1回程度のメンテナンス治療が必要になります。
また、当院ではウルトラセルQ+(医療用HIFU)と併用したオリジオX+ウルトラセルQ+のセットメニューがあります。特にひきしめたい部分はオリジオXでしっかりタイトニングを、SMAS(筋膜)からひきあげたい部分はウルトラセルQ+でリフトアップすることで効率的に切らないたるみ治療が可能になります。
糸リフトをされている方も3か月以上経過していればこの施術は可能です。半年おきに定期的にメンテナンス治療を繰り返していくうちに効果の持続期間が徐々に伸びていきます。
原則として施術医師はサーマクール(RF)認定医、ウルセラ(HIFU)認定医であり、これまでRF治療、HIFU治療の経験豊富な医師が施術担当します。
E-max(ST、matrixIR)
E-maxはSR/SRA(しみ、赤み治療)とST(ひきしめ、たるみ治療)、matrixIR(小じわ治療)の3つの治療から構成されますが、その中でSTはRF(高周波)+赤外線の同時照射の熱作用によりマイルドにお肌全体をひきしめます。また。matrixIRはRF(高周波)+ダイオードレーザーの同時照射で細かい小じわを改善させます。月に1回くらいのペースで5回程度繰り返し施術するのがおすすめです。注射系の治療が苦手な方、SR/ SRA(しみ、赤み治療)と合わせて月1回のお肌のメンテナンスをされたい方には3つの施術のセット(トリニティ)がおすすめです。
糸リフト・スレッドリフト
当院ではPDOあるいはPCLという吸収性の溶ける糸(スレッド)を使用したひきしめ、リフトアップ治療を行っています。どちらの糸も糸にコグと呼ばれる棘状のひっかかりが糸についており、組織を皮下に挿入し組織を理想的な位置へと移動し再配置することでたるみを改善させる施術です。PDOスレッドの持続期間は半年~1年、PCLスレッドの持続期間は1~2年と言われており、PCLの方がひきあげる強度は強くなります。20-30代の軽くひきしめる程度でよい場合はPDOスレッド、30代後半~40代以上でたるみが進行した方はPCLスレッドがおすすめです。ご予算に応じて両方を組み合わせることも可能です。糸リフトには皮膚全体をひきしめ、コラーゲンを増生させる美肌効果とひきしめ・リフトアップ効果があります。HIFU以上の効果が欲しく、フェイスリフト手術までは考えられない方に適した治療です。また、法令線やマリオネットラインなどのしわが目立つ方には同時にヒアルロン酸注入もおすすめしております。
しわ・たるみ治療の流れ
①問診表の記載
基礎疾患、内服薬、過去の施術歴、毎月のご予算、ご希望の施術内容などを記載していただきます。
②医師による診察
皮膚科専門医、形成外科専門医による診察を受けていただき、患者様のしみに適した治療をご提案させていただきます。その際、施術後のダウンタイム、アフターケア、治療間隔と必要な回数などの説明をいたします。
③洗顔
施術部位は洗顔していただき、メイクも日焼け止めも落としていただきます。あらかじめメイクしない状態でご来院していただいてもかまいません。施術部位の範囲が狭い場合は患部だけをリムーバーなどで落とすこともできます。
④施術
医師あるいは専属スタッフにより施術となります。
⑤定期的なメンテナンス
施術ごとに効果が現れる時期と持続期間が異なります。それに応じて定期的なメンテナンス治療が必要になります。
ボトックス注射:効果発現は5-7日ほど。持続期間は3-6ヵ月ほど。
ヒアルロン酸注入:効果発現は直後から、なじむまで1週間ほど。持続期間は製剤や部位により半年から1年ほど。
スネコス注射:スネコス200は1-2週おきに4回、スネコス1200は4週おきに数回注射します。効果発現まで数週から1カ月程度。持続期間は半年ほど。
プロファイロ注射:4週おきに2回注射します。効果発現まで1-2ヵ月ほど。持続期間は半年ほど。
ペパーミントピーリング、マッサージピール:4週おきに5回以上繰り返していただき、そのまま継続することで美肌効果が維持されます。効果発現は個人差がありますが、複数回繰り返すことで徐々に効果が現れます。
ウルトラセルQ+(HIFU):効果発現は直後から感じられる場合もありますがピークは1カ月後になります。持続期間は3-6ヵ月ほどになりますが、回数を繰り返すほど効果の持続期間は長くなります。二重あごのリニアに関しては2週おきに3回行い、半年後にメンテナンス治療を行います。
e-max(ST、matrix-IR):4週おきに5回程度繰り返し行います。効果発現は直後から感じる場合もありますが、効果としてはマイルドなので回数を繰り返すことで徐々にひきしめ・小じわ改善の効果が得られます。HIFUや糸リフトの後のフォローアップ治療としても有効です。
糸リフト:効果発現は直後から感じられますが、なじむまで数週~1ヵ月ほどかかりますのでそれまでは過剰な摩擦刺激やマッサージはひかえていただきます。持続期間はPDOスレッドが1年弱、PCLスレッドが2年弱になります。
〒921-8844
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こじまクリニック
診療 時間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
9:30-13:00 | ○ | ○ | ○ | 休診 | □手術のみ | ○ | 休診 |
14:30-19:00 | ○〜18:00 | ○〜18:00 | ○〜18:00 | 休診 | ○〜18:00 | △〜16:00 | 休診 |
診療時間 / 平日、土曜ともに午前9:30―13:00、午後14:30-19:00
受付時間 / 平日午前13:00まで、午後18:00まで
土曜午前13:00まで、午後16:00まで
休診日 / 木曜、日曜、祝日
*金曜午前と平日18:00―19:00、土曜16:00―19:00は手術・施術のみとなります